バイクユーザーや整備士の皆さまにとって、「420」や「428」といったチェーンサイズの数字はおなじみかもしれません。
しかし、それぞれの数字がどのような意味を持ち、どこに違いがあるのかを正確に理解している方は意外と少ないかもしれません。
今回は、D.I.D製ローラーチェーンを例に、その違いをわかりやすくご紹介します。
■ チェーンサイズの見方:「420」と「428」
チェーンサイズの「420」や「428」といった数字は、ただの品番ではなく、それぞれに意味のある規格です。
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先頭の「4」は、**チェーンのピッチ(ピンとピンの間の距離)**を表し、4 × 1/8インチ = 12.7mm。
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後ろの「20」や「28」は、**ローラーリンクの内幅(スプロケットがはまる部分)**を表します。
つまり、
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「420」チェーンは:ピッチ12.7mm × 内幅6.35mm
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「428」チェーンは:ピッチ12.7mm × 内幅7.938mm
という仕様になります。
■ 性能と用途の違い
D.I.Dの「420」チェーンは、軽量でフリクションも少なく、主に原付やレーシングカート、小排気量バイクなどに採用されています。
一方、「428」チェーンは中排気量バイク向けで、より太く強度も高いため、大きなトルクや出力にもしっかり対応できる設計となっています。
見た目は似ていても、スプロケットへの噛み合い部分の寸法が違うため、互換性はありません。
「合いそうだから」といって違う型を取り付けると、走行中にチェーンが外れるなど、重大なトラブルの原因にもなります。
■ 安心・高品質のD.I.Dチェーンを選ぶ理由
D.I.Dは、日本国内はもちろん、世界中のプロライダーや二輪メーカーにも採用されている信頼のチェーンブランドです。
各サイズにおいても、耐久性・信頼性・精度のすべてにおいて高い品質基準を満たしています。
チェーンのサイズ選定で迷ったら、まずは現車の仕様確認。
そして、信頼できるD.I.D製の正規品を選ぶことで、安全で快適なライディングを実現できます。